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2006.12.11 Monday

◇ Sonic StageのDSEE

 リズムズレの問題から、NW-E407を全く触っていないので、Sonic Stageとはご無沙汰だったんですけど、久しぶりに立ち上げてみました。

 以前、バージョンアップのところでDSEE(Digital Sound Enhancement Engine)機能を取り上げたんですけど、まだ触れていなかったので、違いの出る音源を探して試してみることにしました。

 調べるには「まともな出力先」が必要なんですけど、今回はデスクトップのスピーカーではなく、ヘッドホンのRH-300(ローランド製)を使ってます。密閉型のヘッドホンですし、比較的音が良いMDR-EX90SLよりもまともな音で聴けるだろうという目論見です。

 それにしても、本当にSonic Stageとはご無沙汰だったので、ジャズや違いの出る音源はあるのかと半信半疑だったんですけど、ありました。竹仲絵里さんの『秋晴れモノラル』。実は、手持ちの音源でATRAC3とAACの両方収録した音源の中で、『秋晴れモノラル』が最も顕著な違いが出たんですね。

 そんな『秋晴れモノラル』のどこが凄いって、飽きの来ない'70sのような音作りをしたい、というコンセプトの下で制作したという一発録りメインの音源が凄いんですよ。何度聴いてもすばらしいと思うところが多くあるんですけど、楽曲や詩、ヴォーカルもさることながら、生楽器を多用したトラックも凄いのです。特に“連れてって”などに使われているウッドベース。バンドサウンドしか聴いたことのない人にとって、ベース=エレキベースギターなんでしょうけど、違うんですよ!!(それに、この作品では聴けば一発でわかるHammond organとか電気ピアノなど、Jazzではお馴染みのヴィンテージ楽器が登場します)

 DSEE機能の中心は倍音追加なので、アコースティックな楽器には効果が特に大きいようです。ピアノ、ストリングス、ベース、アコースティックギターの音には特に効果が大きいように感じました。

 とは言え、DSEEは圧縮音源の音質を改善しているだけであって、元の音に戻っているわけではないのも事実。ここは12月10日発売のSE-200PCIとスピーカーでHDサウンドの環境を手に入れるべきなのか、少し迷っているところです。
Posted by キャニオン at 05:08 | comments (0) | trackbacks (0) | 音楽

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