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2006.04.14 Friday

◇ 作家で聴く音楽 -寺尾広編-

今日はゆっくり話そう 久しぶりにSonic Stageで『今日はゆっくり話そう』を取り出して聴いてみました。

 目的はずばり、カップリング。このCDから葉山さんが編曲に復活している(ただし3曲目のみ)のですが、2曲目の“淡い雪がとけて”がなかなかに良い曲です。

 この“淡い雪がとけて”、寺尾広さん作曲です。ZARDの曲では、デビューシングルの【Good-bye My Lonliness】のカップリング、“愛は暗闇の中で”の編曲で参加しているので、ZARDとのつながりはかなり古いのですが、“淡い雪がとけて”はバラード。懐が広いですね。

Flavor of life さて、この寺尾さん、かつてはSoul Crusadersというグループのリーダーでもありました。左のジャケット写真は1stにして唯一となったアルバム、【Flavor of life】です。このグループの作曲は、3枚のシングルのタイトル曲の大野愛果さん以外は全て寺尾さんという、寺尾さんのためのプロジェクトである一面もありました。

 寺尾さんはブルース出身らしいのですが、“DO YOU FEEL LIKE I LIKE?”のようなキャッチな曲から“淡い雪がとけて”のようなバラードも作れたり、“愛は暗闇の中で”の編曲はロックと、仕事は多岐にわたっていて、非常に幅の広い作家なのかもしれませんね。最近は作曲家として見る機会は少ないですが、今後とも注目していきたい作家の一人です。
Posted by キャニオン at 05:06 | comments (0) | trackbacks (0) | 音楽

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