キャニオンのブログ 〜音楽とでじたるな日々〜

シングル・配信部門：
榎本くるみ 『冒険彗星』

　前々から、その独特の存在感のある歌声に惹かれ、1stアルバムとそれ以降のシングルを全て購入しています。今年の第1四半期にシングル3部作の中の『未来記念日』が素晴らしかったと、この四半期コレクションで挙げていますが、『冒険彗星』はシングルでありながら、3曲がそれぞれの「顔」を持っていながらも根底で通じるものがあり、楽曲のメロディと彼女の歌声が良く合致していると思いました。
　このシングルではインターネットポータルの特集が組まれたり、テレビ番組への出演したりするなど、メディアのバックアップがあって、この楽曲から一気に注目を集めた恰好になっていますが、これだけ特徴と実力を併せ持っている人が認知されていない方がおかしかったんじゃないんですかね？

アルバム部門：
中山うり 『ケセラ』

　アコーディオンの音色で綴られるノスタルジックでファンタジーと言われることの多い中山うりさんの歌ですが、スカ、ジャズ、ラテン、フォークのテイストをも取り込んだこのアルバムは実にカラフル！アルバムの曲順でも、ライブの曲順で組んだプレイリストも全く破綻無く聴けてしまうから不思議です。実際、ノスタルジックな雰囲気とは裏腹に、どの楽曲も「今」を構成しているし、ずっと洗練されているんですよね。それに、トランペットの演奏や、ライヴの時の表情も何とも言えません。4月のツアーも見ているのですが、すっかり虜です。

インスト・Jazz部門：
本田雅人 【ACROSS THE GROOVE】
村田陽一 【Tribute to the Brecker Brothers】

　今3四半期分は本当は無しなのですが、前期の繰り越しでこの2枚。トリビュート盤だったりカバーだったりなのですが、曲も良く、奏者の腕も立つのでオススメです。

見たライブ：
　ちなみに、ライブはこんなものを見に行きました。

11月28日 SHIBUYA AX 竹仲絵里 「愛の蕾に栄養を*」
12月5日 東京キネマ倶楽部 中山うり Le Tour de Que Sera
12月21日 月見ル君想フ 二千花 Presents 「新説アイノウタ vol.1」

　行った件数が異様に少ない上に、最後がオムニバスライブと来ると、かなり消化不良のような気がしています。カッコイイバンドが見たい..。