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2006.02.20 Monday

◇ Al: four-leaf clover*

four-leaf clover 先週、竹仲絵里さんのインディーズ時代の作品、Al『four-leaf clover*』を入手したことを既にお伝えしていましたとおりで、このCDも届いたと同時にiTunesに取り込んで聴いています。

 竹仲さんの作品は、『サヨナラ サヨナラ/gerbera』、『ありがとう』、『秋晴れモノラル』、そしてインディーズと順に遡って購入して、今回はインディーズのアルバム『four-leaf clover』です。このような買い方をしたのはGIZAのGARNET CROWの作品以来ですね。

 一応、全トラックに関して個別にコメントを付していますが、竹仲さんの作品の特徴として、全編にわたって同様のテーマで作品を構成している事が多いので、このような書き方だと書くきっかけが難しいです。だからと言って、作品が単調かというと、そうでもないのが不思議です。メロディが語る、言葉では決して表せない部分があるのだと思います。

1. 花咲く日まで
 まさにこのCDのオープニングを飾るのに相応しい、すごく前向きな歌詞とミディアムテンポの楽曲です。歌詞の内容を聞いていると、竹仲絵里さんの再出発の心情を歌っているように思えます。

 このCDを聴くことで何か悪いイメージを抱くのではと心配していたのですが、そんなつまらない感情はこの1曲で吹っ飛びました。メジャーデビュー後の歌唱よりは荒削りな面もありますが、もうこの時点で竹仲絵里さんの作品はここまで完成しているんだ、ということを強く感じさせてくれた曲です。

2. four-leaf clover*
 「自分の答えは 自分だけにしか出せない」とか「メロディは優しく 私の見方になって 〜 どんな言葉も 吐き出せる」とあるこの楽曲、シンガーソング ライターである竹仲さんの思いがつづられています。

3. my duty
 これから竹仲さんがデビューすることへの恐怖心を歌ったのかな、と思う楽曲です。もちろん、この楽曲を収録したタワーレコード限定のSg『my duty』がデビュー作であることは言うまでもありません。

4. 泣ける場所
 この曲、「君」を見ている人が語っているんですけど、この「君」が実は竹仲さん本人のことを指しているんでしょうね。

5. 小さな答え
 この曲のテーマはずばり児童虐待..。考えさせられる曲です。

6. Don't let go
 “my duty”が出て行く恐怖心だとすれば、この楽曲が歌っているのはもう一度歌の世界に戻ってきた自分が少し前向きになったことをあらわしているのでしょう。「夢を語る君の横顔 眩しくて 一瞬 目をそらした この世界で 一番キレイなもの見た そんな気がしたんだ」が印象的です。

7. Quiet Night
 何かに怯えて泣いている自分がようやく吹っ切れていくことでこのCDを締めくくっています。

 タワーレコード限定のデビューSg『my duty』の次に発売されたCDで、インディーズなのに曲順が完璧なアルバムです。この曲順で聴くことでこのアルバムの意味がわかってくる気がします。ここまで曲順に意味があるアルバムってあまりない気がするんですが、どうでしょう?

 さて、ずっと竹仲さんの編曲者として出ているAlan Breyさんが気になっていたんですが、大和証券のCMソング“WALKING PROUD”を制作された方みたいですね。声がTHE BEATLESを聴いている錯覚があったんですが、やはりUKロックのノリなんですね。WALKING PROUDのワンコーラスはGrandfunk.netのCD紹介のページで試聴できます。

 一般に入手できるCDでは、BMGファンハウスの『MEGA HITS TV』のトラック6に収録されています。
Posted by キャニオン at 19:00 | comments (0) | trackbacks (0) | 音楽 > J-POP > 竹仲絵里

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