JiLL-Decoy associationの完全セルフプロデュースになってから初の作品、『no name collection』ですが、ここのところヘビーローテーションで聴いていました。これ以外だと基本的に本田雅人さんの関わるフュージョンばかり。最近はこんなのに凝っているようです。
それはともかく、『no name collection』、聴くほどに手の込んだ編曲が徐々にわかってきて面白いです。さて、全トラックの軽い紹介を。
1. no name collection
chihiRoさん作曲で、バンド結成当初の曲なのだとか。この曲を歌と演奏が平等に立つように編曲したとかで、その構想はフルアルバム収録の“kumo”にも繋がってくるのかな。この曲はラテンのようであり、疾走感溢れるフュージョンのようであり、コンテンポラリージャズでもあるような雰囲気を全て併せ持っています..。それとロックなヴォーカルが合わさったらという、まさしくno name collectionなバンドの名刺代わりの一曲。
2. 鍵はどこだ
kubotaさんがギターで作曲したら、chihiRoさんがファンキーな歌詞を持ってきてファンクを基調にした楽曲が出来たそうです。じっくり聴き入るとchihiRo節炸裂の詩に思わず笑みが..。(^^ゞ
3. stem
kubotaさん作曲のバラードナンバー。構成はアコースティックギター、ピアノ、ストリングス(カルテット)、アップライトベース、ドラムスというアコースティックな音作り。メロディがすごくきれいなバラードに、秋冬をイメージしたアンニュイさのある詩となっています。ストリングスが世界観をうまく描いていて、kubotaさん会心の作と言えるでしょう。
4. 熱
ノリの良いアシッドジャズ風のナンバー。ストリングスも入って、こういうポップスもあるよねといった雰囲気を持ちながら、管が入ってダンスフロアサウンドのような趣があって面白いです。
5. 不時着
何となくシャッフルビートの実験的な曲の雰囲気が“no name collection”に繋がるなぁと思ったら、この曲もchihiRoさん作詞・作曲で、バンドで編曲し直した古いナンバーなんですね。この曲のリズムのマナーがコアなJazzで、間奏(いきなりウォーキングベースに変わる)が流れ出したらオーと思ってしまった私。ライブバージョンをレコーディングしたそうです。ライブで生の管を聞いたらきっと迫力が全然違うんだろうなぁ。
6. I can't help it
Michael Jacksonの持ち歌で、'70s Soulナンバーのカバーです。セミアコ、ベース、ドラムス&パーカッションでシンプルに仕上がっているんですが、chihiRoさん、soulが歌えてない..。ちょっと単調なんですよね。これはこれで良いのかもしれませんが..。
メロディの響きがStevie Wonderだよなぁと思っていたら、作曲にしっかり関わっていたのでした。
Jazz-crossoverを基本に、FunkやRock、Popsといった様々なジャンルを融合した音楽を目指しているユニットとよく言うわけですが、chihiRo節炸裂のファンクナンバー“鍵はどこだ”とか、バラードの“stem”、アシッドジャズのノリの良さがある“熱”なんて曲からすれば、前作のアルバムより遙かにポップス寄りになっているかと思われます。
でも、ポップスに終わらずにいろいろ懲り倒しているのがこのバンドの面白いところ。個々のキャラはある程度出来上がっていますから、これからどんなバンドに成長していくのかが楽しみです。
1. no name collection
chihiRoさん作曲で、バンド結成当初の曲なのだとか。この曲を歌と演奏が平等に立つように編曲したとかで、その構想はフルアルバム収録の“kumo”にも繋がってくるのかな。この曲はラテンのようであり、疾走感溢れるフュージョンのようであり、コンテンポラリージャズでもあるような雰囲気を全て併せ持っています..。それとロックなヴォーカルが合わさったらという、まさしくno name collectionなバンドの名刺代わりの一曲。
2. 鍵はどこだ
kubotaさんがギターで作曲したら、chihiRoさんがファンキーな歌詞を持ってきてファンクを基調にした楽曲が出来たそうです。じっくり聴き入るとchihiRo節炸裂の詩に思わず笑みが..。(^^ゞ
3. stem
kubotaさん作曲のバラードナンバー。構成はアコースティックギター、ピアノ、ストリングス(カルテット)、アップライトベース、ドラムスというアコースティックな音作り。メロディがすごくきれいなバラードに、秋冬をイメージしたアンニュイさのある詩となっています。ストリングスが世界観をうまく描いていて、kubotaさん会心の作と言えるでしょう。
4. 熱
ノリの良いアシッドジャズ風のナンバー。ストリングスも入って、こういうポップスもあるよねといった雰囲気を持ちながら、管が入ってダンスフロアサウンドのような趣があって面白いです。
5. 不時着
何となくシャッフルビートの実験的な曲の雰囲気が“no name collection”に繋がるなぁと思ったら、この曲もchihiRoさん作詞・作曲で、バンドで編曲し直した古いナンバーなんですね。この曲のリズムのマナーがコアなJazzで、間奏(いきなりウォーキングベースに変わる)が流れ出したらオーと思ってしまった私。ライブバージョンをレコーディングしたそうです。ライブで生の管を聞いたらきっと迫力が全然違うんだろうなぁ。
6. I can't help it
Michael Jacksonの持ち歌で、'70s Soulナンバーのカバーです。セミアコ、ベース、ドラムス&パーカッションでシンプルに仕上がっているんですが、chihiRoさん、soulが歌えてない..。ちょっと単調なんですよね。これはこれで良いのかもしれませんが..。
メロディの響きがStevie Wonderだよなぁと思っていたら、作曲にしっかり関わっていたのでした。
Jazz-crossoverを基本に、FunkやRock、Popsといった様々なジャンルを融合した音楽を目指しているユニットとよく言うわけですが、chihiRo節炸裂のファンクナンバー“鍵はどこだ”とか、バラードの“stem”、アシッドジャズのノリの良さがある“熱”なんて曲からすれば、前作のアルバムより遙かにポップス寄りになっているかと思われます。
でも、ポップスに終わらずにいろいろ懲り倒しているのがこのバンドの面白いところ。個々のキャラはある程度出来上がっていますから、これからどんなバンドに成長していくのかが楽しみです。
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